2020年4月27日月曜日

10年ぶりのアルバム


今までのアルバムはファースト、セカンドでは僕はマスターMDを吉田さんに渡して、CDに焼いたり印刷などは吉田さんがやっていた!

サードからは印刷はダイイチ印刷に依頼するようになり.....


前回のブルースアルバムでは、初めてマスタリングも業者に頼んでいた!

今まではミックスまでしかやってなかったからね!
MTRからCDに焼くだけでは音圧が低いのだ!


今回のアルバムでは最近パソコンを購入したので、ジャケの印刷やレーベル印刷も自分でやってみた!

とにかくすべて部屋の中で作れてしまう....

気が付けば前のブルースアルバムから10年くらい経ってるからね!





収録曲は
1曲目「風に吹かれて」ボブディラン キーC#

すべてはこの曲から始まった....アルバムタイトルにふさわしい曲!
メインのギターは半音下げでキーDで4フィンガーで弾いてる!
2番から左右に1カポCのストロークと6カポGのスリーフィンガーが入り、ギター3本のアンサンブルに....

トラックは4チャンネル使った!


2曲目はオリジナルの「シャバダダバダ」 キーC

ジャグバンドスタイルなので、ウォッシュボード、カズー、ベース、ボーカル、ギター、リードギターの6トラック使用!

6回一人で多重録音!


3曲目は「シングルガール」カーターファミリー キーG

かなり古い曲なので変拍子。
弾き語りにベースだけで1番から始まり、2番から左右にエレクトーンのコードとウクレレ(原田さん)が入り3番からリードギターが絡み7トラック使用!


4曲目はオリジナル「キボウ」 キーC

スリーフィンガーでC(右)と5カポG(左)に歌が入りパーカッションとしてギターのボディをバスドラみたいに使い...サビのコーラスが輪唱でハモるのが右から出たり左から出たり....5トラック使用!


5曲目は日本民謡「今様」 キーAm

和音階な曲をバッキングは指弾きで.....メロはギターにミュートを挟んで琴みたいな音にして弾いてみた!異色なインスト?ギター2本だけの2トラック!


6曲目はオリジナル「ロカビリー少年の詩(うた)」 キーEm

なんと楽器なしで歌だけを一人で4パートと原田さんに2パートやってもらい、指パッチンを2回重ねて8トラック使用!

指パッチンは4小節録音して、後はコピーペースト....4分も続けてはキツイからね....
ゴスペルな曲!


7曲目は「ウォーキングブルース」ロバートジョンソン キーG

本来はワイルドターキーのデモCDのために録音したけどボツになったので.....そのままボーカル入れてみた!
オープンGのスライド弾き語りにスネアをブラシで擦ったのとハープが絡む4トラックだが前回のブルースアルバムを思わせるディープな仕上がり!




8曲目は「ブラインドアーサーブレイクダウン」ブラインドブレイク キーD

今回のアルバム最大のフィンガーテクの見せ場?ラグタイムブルースのインストにスプーンをカチカチかさねて2トラック使用!

この曲をマスターするのに3年くらいは必要だ......痛快な曲だけど難しい.....

2カポで弾いてます!


9曲目はオリジナル「僕の世界」 キーC#

16ビートのローコードストロークにハイポジのミュートアルペジオが絡み?ベース、ジャンベ、リードギター、コーラス、クラッシュシンバルで8トラックすべて一人多重録音。
4分の曲を8回なので約30分も録音した事になる.....

ベースのフレーズに3週間くらいかかった....
普段からのベーシストではないからね.....

因みにクラッシュシンバルは前のアルバムの「ハウンドドック」で使った音を貼り付けている!

10曲目はオリジナル「おんがく」 キーA

なんと10分くらいある自伝的な曲!

「初めておんがくに出会ったのは小学生高学年の頃でした 明星の歌本をめくりながらギターのコードを弾いていました
クラッシックギターみんなのうた
ネックが太いギターだからなかなか音が鳴らなくて
バレーコードとかいうやつで一度に6本の弦を押さえたよ
力いっぱい押さえても鳴らなかった」
という感じで10分も続く.....


6弦よりなAでの弾き語りに2番から1弦よりな2カポGで絡みサビだけコーラスでハモり、3番からはマーチングスネア、フットハイハット、バスドラが加わり.......
4番からはスライドのオブリが絡む8トラック使用!

MTRに付いてるリズムマシーンに合わせて録音して、スネアは生で入れるつもりが.....

入れたらどうなるか携帯の着メロで打ち込んでみたら案外使えたので...

マーチングスネアは打ち込み!
スネアの種類は3種類あるしロールもあるので携帯の音をマイクで拾えば案外音も太くなり違和感ない!

たまには打ち込みもいいだろう!

しかも携帯着メロはテンポが速い遅いとか3種類しかないのに後で貼り付けたのにピッタリ合ってしまった.....偶然というかこれも何かの縁!


11曲目はプレスリーの「好きにならずにいられない」 キーD

コードストロークにエレキのアルペジオが絡み2番からはスライドが絡む!
本来はラップスチールでハワイアンなフレーズなのをレギュラーチューニングのスライドで再現してみた!

いわゆるブルースのスライドとは違うスライドなので.....こんなんもありよって事で.....

アルバムタイトルのおんがくにちなみ、フォークありジャグバンドありカントリーあり和風やらブルースやらラグタイム、ゴスペル、ハワイアンありと.......とにかくおんがくが好きだってのがコンセプトなのだ!


12曲目はオリジナル「職安ブルース」 キーE

ファーストには弾き語りで収録してるけど、今回はギター3本とベースのいかにもブルースなアレンジでセルフカバーしてみた!
最後はブルースで締めくくりたいからね!

アルバム全体を通してもルーツ音楽にはなってると思うし、今までで一番時間かけて作ってるので......
ミックスだけでもこだわったらキリがないくらい時間かかるからね!
全くの我流だからね.....

今までの集大成と言えるアルバムだ